ピアニスト内藤晃により 2020 年に設立。sonorité は響き、音色を意味するフランス語。「ピアニストによる、ピアニストのためのレーベル」として、自身の 10 作品を超える CD 録音の経験をもとに、楽器の選定からこだわり、的確なディレクションで、演奏家の持ち味と作品そのものの魅力がともに響き合う録音制作を目指しています。
レコーディングは自分との孤独な闘いですが、その演奏に客観的に耳を傾け、即座に編集ポイントの選定やより良いテイクに向けた助言をしてくれるディレクターの存在は、ほんとうに心強く欠かせないものです。 わたし自身、かつて日本コロムビアさんとのお仕事で敏腕ディレクターさんと出会い、レコーディングに対する認識を新たにしました。 音楽は一期一会のものですが、CD は演奏家の手を離れて一人歩きし、聴き手との絆を深めたり、新たな出会いを生んだりします。そんなかけがえのないディスクを、心から共感する演奏家のみなさんと作っていきたいと思います。
ピアニスト、指揮者。レクチャー、演奏・文筆活動を通じて、音楽の奥深い楽しみ方を広く発信している。「名曲の向こう側」(月刊『音楽現代』)、「作曲家のレッスンを覗いてみたら…」(月刊『ムジカノーヴァ』)などの連載をもち、CD、楽譜などへの寄稿も数多く行っている。訳書W.イェーガー編『師としてのリスト〜弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)は、リストのレッスン風景を記録した貴重な書物の邦訳である。吉川雅夫「パリのアメリカ人」、春畑セロリ「ポポリラ・ポポトリンカの約束」「ゼツメツキグシュノオト」などの CD でピアノを担当し、自身の CD に「Primavera」(レコード芸術特選盤)、「言葉のない歌曲」(レコード芸術準特選盤)などがある。主宰ユニット「おんがくしつトリオ」でも全国的に活動している。
主なクラシック作品
主なクラシック作品