内藤 晃(ピアノ)
2021 年 6 月 7 日~ 9日、小樽マリンホールにおける録音
ピアノ:スタインウェイ
Producer: Akira Naito
Director: Yuki Kamiya
Recording & Mixing Engineer: Akihito Kagaya (Hokkaido Kyoritz Inc.)
Mastering Engineer: Norio Iseki (Hokkaido Kyoritz Inc.)
Piano Technician: Hideki Kawagishi
Paintings: Chihiro Homma
Designer of the cover: Shin-ichiro Yabu
ウィーンを中心に19世紀の社交界を虜にしたワルツは、ハプスブルク帝国の栄華とロマンの時代を象徴する音楽でもあります。
1887年製ニューヨーク・スタインウェイ(横浜公演)、1905年製プレイエル(高崎公演)の色彩豊かな音色とともに、憧れに満ちたワルツのリズムに酔いしれていただければ幸いです。
ピアニスト、指揮者、文筆家。東京外国語大学卒業。
レクチャー、演奏・文筆活動を通じて、音楽の奥深い楽しみ方を広く発信している。作曲家の一次資料を収集・研究しており、訳書W.イェーガー編『師としてのリスト〜弟子ゲレリヒが伝える素顔のマスタークラス』(音楽之友社)は、リストのレッスン風景を記録した貴重な書物の邦訳である。「名曲の向こう側」(月刊『音楽現代』)、「作曲家のレッスンを覗いてみたら…」(月刊『ムジカノーヴァ』)などの連載をもち、CD、楽譜などへの寄稿も数多く行っている。その自然な音楽づくりは共演者から厚い信頼を得ており、自身のCD(「言葉のない歌曲」など)のほか、春畑セロリ氏(作曲家)や故・吉川雅夫氏(マリンバ)らの多くのレコーディングに参加。リコーダー、鍵盤ハーモニカ、ピアノによる「おんがくしつトリオ」を主宰し全国的にアウトリーチ活動も行うほか、自身のレーベルsonoritéを設立し、美意識を共有する音楽家たちをプロデュースしている。
ピアノを城田英子、広瀬宣行、川上昌裕、V.トイフルマイヤー、安井耕一の各氏に、指揮を紙谷一衛、曽我大介の各氏に師事。